ZIP Career Story 03
発送業務運営

長年の経験値やノウハウをフルに活かして、物流支援における最大の業務効率を追求するのが、発送業務運営のミッション。DMや商品を発送するファクトリーセンターこそ、クライアント(送り手)とお客様(受け手)を結ぶ要。送り手の想いと受け手の想いをつなぐことによって生まれるさまざまな物語の紡ぎ手とも言うべき存在。彼らの日々の工夫と改善が、ジップのダイレクトマーケティングにおける屋台骨を根底から支えている。

常に最適な作業環境の状態を保つために、
フォローに万全を期す。

必要な印刷物を、必要な時にスピーディーに、しかも一枚一枚の内容も変えるカタチで対応できるPOD(Print on Demand)および、印刷物を封入&ラッピングする自動化ラインの現場。ここを統括、マネジメントするのが秋元の仕事である。インターネットプロバイダーや保険会社などの契約者向け、通信販売事業者などの会員向けのDMが、ここで印刷され、全国へと郵送される。
「作業計画を立て、スケジュールを組み、機械の能力を踏まえ、いかに人員を配置するか?そしていかに作業品質を維持しながら計画通りに現場を動かすか?をまず考えます。続いて実際の作業では現場全体を俯瞰しながら、機械の状態に目を配り、作業メンバーの動きを見て、さらには印刷物の色味の再現性などのチェックもしながら、常に最適な作業環境の状態を保つためにフォローに万全を期すのが私の役割です」。

日々何事もない、あたりまえを
パーフェクトに。

例えば繁忙期に備えて、物理的な限界値をチームパフォーマンスで乗り切れるよう作業スキルに磨きをかけておく。あるいは機械トラブルなどを想定して、速やかな解決方法をシミュレーションしておく・・・等々、秋元は日頃から様々な事態を踏まえて、それらへの対応策も完璧に準備している。
「私たちがいる現場は、クライアント(送り手)とお客様(受け手)の間にいて、両者を繋ぎ、信頼の絆を結ぶ要となる場所であることを常に肝に銘じています。この意識があれば、“日々何事もなく、一切の遅れもなく、DMを届ける”というミッションの重みを自覚できるはず。逆にトラブルが起こった時に、この自覚が現場の底力を生むはず。私は、現場での完璧な作業品質こそが、ジップのビジネスの価値そのものであり、競合他社を凌駕する差別化の武器になると考えています。だからこそ、“日々何事もない、あたりまえ”をパーフェクトに維持したいのです」。

現場の底力を磨き、
現場の知力を高める。

かつてDMは、大量発送が常識だった。レスポンスを上げるためには物量作戦が是とされた。しかしながら今は、MA(Marketing Automation)という自動化ツールを活用してのAI分析によるDMの最適化へとシフトしつつある。
「例えば5万通のDMを精査して、レスポンスのある可能性の高い対象である1万通に絞り込むことが、AI分析によってできたら、大きな効率化となります。DXの時代となり、DMは紙からオンラインへ・・・という流れも加速する中で、MAによるDMの最適化は私たちにとっても最優先の課題となっています。もちろん紙のDMの価値が無くなるわけではなく、紙とオンライン双方を最適なバランスで活用するマーケティング戦略を主導できるようになることが、私たちが今後向き合うべきチャレンジテーマだと思っています」。
DMの最適化は、送り手(クライアント)と受け手(お客様)の信頼の絆を深めることにつながると秋元は考えている。
「送り手の想いと受け手の想いが合致して、そこに共感・共鳴の感情が芽生えれば、選ぶ、買う、使う、そして満足する、体験する、感動する・・・等々のストーリーが次々と生まれます。だからこそ、今後は数々の物語の紡ぎ手としての役割も果たしていきたい。そのためには“現場の底力”を磨き、合わせてAIを有効に活かす“現場の知力”を高めていかなければ、と考えています」。
秋元の未来への視座が捉えているシーン、それはDXにおいても数々の物流マーケティング戦略で独特の存在感を放つジップの未来像なのかもしれない。

My Best Solution
いつかMAツールをジップの成長エンジンに。

「興味や関心、行動がそれぞれ異なる顧客や見込み客の属性データや行動履歴データ等をAIで分析し、そこから導き出したシナリオに基づいて、DM送付、メール配信、キャンペーン告知など、様々なチャネルを通じての施策を行い、さらに結果を数値化・可視化して、さらなる施策を繰り返しながら、マーケティングの効果を最大化させる自動化ツール、それがMA(Marketing Automation)というものです。ジップにおいてもMAツールを導入しており、今、私たちの現場で実践的なトライアルを始めています。MAツールはあくまでも道具であり、手段です。だから私としては、MAツールを独自の切り口で活用するメソッドを確立し、いつかジップの成長エンジンにできたら、と夢見ています」。

ZIP Career Story 03
発送業務運営

Profile 秋元崇志
趣味は、スノーボードと旅行。今、プライベート時間は家事や育児に費やすことが多く、我が子の健やかな成長を最優先にするライフスタイルとなっている。夢は、バドミントンなど我が子が競技として取り組むスポーツのサポートをすること、そして我が子の夢を最大限に尊重して、応援し続けること。

My Private Life Scene

伝統行事は、親族勢揃いで続ける。

例えば毎年年末に行う恒例の実家での餅つき。子供の頃からずっと行っている4世代続くイベントで、親族が勢揃いします。臼は祖父の代からのもので50年以上の年季もの。娘も一緒にチャレンジ。改めて親族が集う恒例の伝統行事の大切さを実感しました。これからも絶やさず続けます。

我が子の健やかな成長を支える。

学生時代に挑んだ競技バドミントン、そして趣味としてのスノーボード。 もし仮に我が子がスポーツに興味を持ったら、全力でチャレンジできる環境を整え、応援したいしたいと思っています。願うのは我が子の健やかな成長と、潜在的な才能の開花。そのためなら全力を尽くします。