今のジップを超える未来へ。

専務取締役BPO事業本部長 神崎 宏

専務取締役 マーケティング統括本部長
神﨑 宏
Kanzaki Hiroshi

営業本部長 嶋村研二

商品発送事業本部長
嶋村研二
Shimamura Kenji

BC事業本部長 高木健一

ベネッセフルフィルメント事業本部長
髙木 健一
Takagi Kenichi

ZIP STORY-03

3人の事業本部長が語る!
それぞれのビジネス戦略と挑戦テーマ。

創業から30年あまり。ジップは着実な成長を続けている。ベネッセコーポレーションをはじめ、通信販売事業者、量販店、保険会社などクライアントも拡大の一途を辿り、全国レベルの需要に応える体制へ。One to Oneマーケティングを独自の付加価値をもって支援するチャレンジから、今後は想定外の事業創造も視野に入れての挑戦へと踏み出す。

ジップの近未来のビジネス戦略とは?そして今のジップをはるかに超えるジップになるための挑戦テーマとは?

ベネッセコーポレーションの物流基盤を支える支援サービス事業を統括する髙木本部長、通信販売会社や量販店などの商品発送事業(外販)サービスを統括する嶋村本部長、ソリューション営業(外販)や、商品発送・DM・各種事務代行サービスの事業全体を統括するダイレクトマーケティング統括本部の神﨑専務。ここでは3人の事業本部長が語るストーリーを通じて、“ジップの未来を創るチャレンジ“の様相を浮き彫りにします。

Stage-01

独自の物流支援ノウハウはやがて外販へ。

ジップにおけるそれぞれの事業の歩みは、どうだったのか?まずは、3人の本部長に振り返ってもらった。
「ジップの歩みはチャレンジの連続でした。ベネッセコーポレーションが展開する通信教育サービス“進研ゼミ“300万人の会員への学習教材発送とプロモーションDMの発送を担う物流支援からスタート。年々増え続ける会員数に応え続け、複雑化・高度化するソリューション課題も次々とクリアし、機械設備の自動化にも独自の開発技術で応えながら、ノウハウを磨き、ダイレクトマーケティングソリューションの一つの理想形を極める歩みを続けてきました」(神﨑)。
「当初はジップ以外にも物流支援を担う会社も存在したのですが、やがてジップ1社に集約される運びに。これはジップの絶え間ないチャレンジと、その成果が高く評価された証です。振り返れば、どんな難しいソリューション課題に対しても私たちには“やらない”という判断はなく、全てに全力で挑んできたからこそ、ベネッセからの信頼を勝ち取ることができたのだと思います。
そして物流支援に加えて、販促支援、さらにはコールセンターの運営や顧客データ管理等のBPOを含めてのトータルサービス体系を確立できたのは、理想形を極めるためのチャレンジを健気に続ける努力家としての気質がジップにあったからこそだと思います」(髙木)。
「ベネッセコーポレーションの仕事で培った物流支援・販促支援・受注支援のノウハウを、他の業界や企業の支援にも活かそうというビジョンは創業当初からありました。だからこそ汎用性を考えたサービスノウハウにこだわり、その完成度を高めてきたのです」(神﨑)。
こうしてジップの優れたノウハウを他でも活かす、いわゆる外販を展開する流れは必然となり、一気にその領域を拡大していくことになる。
「確たる実績に加えてベネッセグループというネームバリューもあって、比較的順調に外販活動は進みました。特に通信販売事業者や量販店に向けての商品発送代行などの物流支援は、個人情報保護に対する万全のセキュリティも含めて一つのパッケージとして提案。各社の事業特性に応じたカスタマイズにも柔軟に応え、次々と受注を重ね、物流・販促・受注支援を行なっています」(嶋村)。

Stage-02

BPO領域の拡大へ。外販で培ったノウハウのベネッセへの還元を。

ベネッセコーポレーションへの物流支援を軸に、通信販売会社や量販店向けの外販事業を加え、さらにはBPOへもそのサービス領域を広げ、ジップの事業は安定的な成長・拡大を続けている。そして西日本に加えて東日本エリアをカバーする拠点網も整い、全国レベルの需要に応える体制となっている。では今、各事業本部は、どんなビジネス戦略で、どんなテーマに挑んでいるのか、それぞれが語る。
「コールセンターの運営や顧客データ管理等のBPOサービスには大きな可能性があると思っています。機械設備の自動化が進んでいるとはいえ、発送代行業務は労働集約型の面があり、人件費負担は避けられません。一方でBPOは、RPA(ロボットによる業務自動化)も進んでおり、知識集約型ゆえ、利益率も高くなります。もちろん発送代行業務が軸であることに変わりはありませんが、今後はBPOにも注力していきます。特に物流支援を補完するためのBPOという考えでジップの強みを活かすBPO領域を広げていきたいと思います」(神﨑)。
「BPOに関してはベネッセコーポレーションの業務においても、コールセンター運営をはじめ顧客データ管理など各種事務代行を請け負っていますが、ここでのノウハウを他企業への展開にも活かせるはず。また、逆に他企業への展開で磨いたノウハウを、いずれはベネッセでのBPOに還元できるはず。そういう意味で、相互にノウハウを磨き、高め合える流れができたら、ベストですね」(髙木)。
「それは外販事業でも同様で、通販会社や量販店の支援サービスの中で培ったノウハウをベネッセの業務に還元できたら、と思っています。それは今のジップを築き上げることができたことへのベネッセに対する感謝の意味もあり、ぜひチャレンジしたい。ここでも相互に磨き、高め合える流れをつくれると私は考えています」(嶋村)。

Stage-03

独自の付加価値をもって支援する。

クライアントのOne to Oneマーケティングを、いかに独自の付加価値をもって支援できるか?ここにジップの未来を創るチャレンジ、その成功の鍵がある!と3人は口を揃えて言う。
「健康食品や化粧品など“単品リピート通販”と呼ばれる市場での知見やノウハウがジップの強みです。だからこの市場での圧倒的なNo.1を目指すのが、これからの挑戦テーマです。定期購入やサブスクリプションなどの市場において、商品発送のみならず、これからは物流を補完するBPOはもちろん、プロモーションDMの企画制作によるベストセラーを生む仕掛けなど、クライアントのOne to Oneマーケティングにおいて、さらに重要な役割を果たす存在になっていかなければ、と考えています」(嶋村)。
「コスト競争になるサービスではなく、付加価値に対してプラスαが発生するサービスを独自に創っていきたいと思います。例えばお客様一人ひとりに対する情報発信をするツールを印刷して発送し、そしてさらにはその後の顧客管理やフォローまでも行うPOD(Print On Demand)サービスは、大きな市場になると見ています。例えばある外資系保険会社の加入者向け証券の印刷・発送を請け負うBPOでは、当初月数百件だった依頼業務が月10万件へ。ビッグディールとなっています。この成功例を起点に広く金融業界へ、さらには他の業界へ、攻めのアプローチをしていきたいと考えています」(神﨑)。
「いぬのきもち・ねこのきもちなどの定期購読誌の発送代行なども行っています。進研ゼミ事業関連で培ったノウハウを、そして外販で培ったノウハウを、ベネッセのあらゆる事業支援に活かしていくのが、私たちの変わらない挑戦テーマです。今後は、例えばPODによる会員とのリレーション深化策、あるいはユニークなプロモーションDMの企画制作など、私たちからOne to Oneマーケティングの強化アイデアを提案するチャレンジも行っていきたいと思います」(髙木)。

Stage-04

想定外の未来。そして夢の実現に向けて。

さらにその先のジップの未来、あるいはジップにとっての想定外の未来や夢は?という問いかけに対して、3人は語る。
「ベネッセの経営層とも定期的にディスカッションする機会があります。そこでは中長期的な戦略やビジョンを共有しています。そこでいつも感じるのは、ベネッセがジップを共に成長していく重要な戦略パートナーであると常に考えてくれていること。だからこそ、この期待を超えるジップになっていかなければ、と強く思うわけです。例えば2030年までにメーカー各社の自社物流センターが“完全無人化”するという構想があります。この流れに乗ることも大切だと思いますが、私は機械&IT&AIなどによる自動化と人による作業スキルの融合の中で、パフォーマンスの最大化を図るのがジップの進むべき道だと考えています。外部環境が変化する中で、新たな競争優位を確立する思いを強くもって、チャレンジしていきたいですね」(神﨑)。
「そうですね。私も同感です。加えて今まで自前で築き上げてきたものをさらに進化させるためには力のある事業パートナーとの提携が必須だと思います。経営陣や営業がパートナーを見つけることも大切ですが、私はファクトリーセンターの現場からの発想でのパートナー探しが鍵を握ると見ています。突拍子もないところから、思わぬアイデアが生まれて、革新的な何かが、現場から始まる!そんな流れに期待したい。数字目標としては200億円企業へ。その達成の暁に見える景色をぜひ見てみたいですね」(髙木)。
「まさに“突拍子もない展開”を私たち営業も目指しています。既存のビジネスを大切にしつつ、ジップの実績とノウハウの応用展開の可能性を探り、異分野、異業界への参入の扉をダイナミックに開いていけたら、と考えています。実は今、新たなプロジェクトがスタートしています。ここで詳細は明かせませんが、もしかしたらジップにとって想定外の未来を創るチャレンジへと発展するかもしれません。これからが楽しみですね」(嶋村)。

Stage-05

憧れや誇りの対象となる会社へ。

最後に。ジップという会社へのそれぞれの想い、そしてこれから入ってくる人たちに伝えたいことを聞いた。
「一言で表現するなら、“強くて良い会社”。他社にはない強みを持ち、ジップファン・ジップシンパから愛され、そして従業員にとっても働きがいがあり、全員が生き生きと活躍している会社であり続けたい。つまりクライアントからも、従業員からも、そしてこれから入社する人たちからも“ジップを選んで良かった”と心から思ってもらえる会社であり続けたいと思います。社会に資する会社であり、人々に愛される会社であり…というのが、私たちの思い描くジップという会社の未来予想図です」(神﨑)。
「地元岡山でもっともっと認知されるような企業になってほしいと思います。ベネッセの事業戦略を支え続け、その頼れるパートナーとして常に最初に声が掛かる存在でありたい。ジップへの期待値が上がっても、その期待値をことごとく超えていきたい。そうなれば、きっと求心力のある魅力的な組織となり、それこそ憧れや誇りの対象になるような会社へと発展できると私は信じています」(髙木)。「まさにジップの基本方針にもある“誰もが知る称賛される会社”になるということですね。そうなるためには、私たちが礎を固め、未来へのステップボードを築き上げ、次の世代に受け継いでいかなければなりませんね。私たちの世代がそうであったように、“自分たちがジップの未来を拓き、創っていくんだ”という志や情熱を、これから入ってくる新たな才能たちに託したい。そんな風にも思っています」(嶋村)。
「ここジップには、若手にもどんどん挑戦機会を与える風土があります。チャレンジで成果が上がれば、それは社内外から称賛され、直に会社の成長に繋がることもあります。つまり、個人のチャレンジが会社の未来を創る、そんな醍醐味を感じられるフィールド、それがジップという会社です。特にこれからは、いろんな意味で面白いチャレンジができると私は感じています。大いなる挑戦人生を!そんな想いを抱いている人はぜひ一度、ジップの門を叩いてみてください。待っています」(神﨑)。

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